毎朝20分で、スマホから1日の段取りを整える
「今日は何から手を付けよう」と迷っている時間は、作業そのものより長く続きます。この記事では、朝の20分を4つの時間帯に区切り、スマホだけでその日の作業をカレンダーに置くまでの手順を順番にたどります。
- 朝の20分を、4つの時間帯に分けて進められる
- 優先順位の付け方を、迷わない基準で判断できる
- 段取りを1日の予定表として組み立てられる
朝の20分でやること
20分を、次の4つの時間帯に分けます。それぞれの時間帯でやることを1つに絞るのが要点です。2つ以上を同時に進めると、20分では足りなくなります。
- 0〜5分:今日やることを書き出す
- 5〜10分:優先順位を決める
- 10〜15分:カレンダーに時間を置く
- 15〜20分:前日の積み残しを確認する
朝の時間を確保しにくい場合は、起床後すぐではなく、通勤の電車内や始業前の10分に置き換えても構いません。大切なのは、順番を変えないことです。
0〜5分:今日やることを書き出す
最初の5分は、思いつくままに今日の用件を書き出します。この段階では、重要かどうかを判断しません。判断を混ぜると、書き出す作業そのものが止まります。
目安は5〜8件です。10件を超えた場合は、そもそも今日のなかで全部を終える前提を見直す合図になります。
実例: 前日の打ち合わせで出た確認事項、見積もりの返信、請求書の送付、記事の下書き、備品の発注。まずは思いついた順に並べます。
5〜10分:優先順位を決める
次の5分で、書き出したものに順番を付けます。基準はひとつで、「他の人の作業が止まっているか」を先に置きます。自分の作業は、相手を待たせない範囲で後に回せます。
順番を付けたら、上から3件だけに印を付けます。4件目以降は、今日の予備として扱います。この3件が、その日の中心になります。
実例: 見積もりの返信(相手が待っている)、請求書の送付(期日が決まっている)、記事の下書き(自分だけの作業)の順に並べ、上位3件に印を付けます。
10〜15分:カレンダーに時間を置く
印を付けた3件を、カレンダーの空いている時間帯に入れます。ここで入れるのは、期限ではなく「実際に手を動かす時間」です。所要時間は少し長めに見積もっておくと、予定が崩れにくくなります。
30分の作業なら45分、1時間の作業なら1時間30分といった具合です。余白を先に確保しておくと、途中で割り込みがあっても予定を組み替えやすくなります。
実例: 9時からの1時間を「見積もりの返信」、13時から45分を「請求書の送付」、16時から1時間30分を「記事の下書き」として登録します。
15〜20分:前日の積み残しを確認する
最後の5分は、前日に終わらなかった作業を確認します。そのまま今日のリストに戻すのではなく、次の2つに分けます。
- 今日のなかで終わるもの:そのままカレンダーに時間を追加する
- 今日では終わらないもの:所要時間の見積もりを見直し、別の日に置き直す
同じ作業が3日続けて繰り越された場合は、見積もりが実際より短すぎる可能性が高いです。作業そのものを削るか、2回に分けることを検討します。
実際の1日の例
20分の段取りを終えたあと、1日がどのような並びになるかの例です。実際に使う時間帯は、働き方に合わせて置き換えてください。
| 時間帯 | 内容 | 使う道具 |
|---|---|---|
| 8:40〜9:00 | 朝の段取り(書き出し・優先順位・配置・確認) | スマホ(タスク管理アプリ) |
| 9:00〜10:00 | 見積もりの返信を作成して送付 | パソコン |
| 13:00〜13:45 | 請求書の送付と記録の更新 | パソコン |
| 16:00〜17:30 | 記事の下書きを書く | パソコン |
| 17:30〜17:45 | 完了の記録と、翌日への繰り越し確認 | スマホ(タスク管理アプリ) |
移動や来客がある日は、この並びのままだと崩れます。その場合は、朝の配置の時点で午後の枠を1つ空けておきます。
続けるための工夫
20分の段取りは、始めた直後がいちばん長く感じます。慣れるまでは、次の3点だけを意識すると続けやすくなります。
- 時間を測る。 スマホのタイマーを20分にセットします。時間内に収める意識が、判断を軽くします。
- 書く場所を1つに決める。 書き出しと優先順位は、同じアプリの中で済ませます。移す手間があると、途中でやめてしまいます。
- 終わらなくてもよい日を作る。 段取りが崩れた日は、翌朝に持ち越して構いません。空いた日を前提にしておくと、続けやすくなります。
まとめ
朝の20分は、4つの時間帯に分けて、それぞれ1つのことだけを行います。書き出し、優先順位、配置、確認という順番を守れば、スマホだけでも1日の段取りは組み立てられます。
書き出しに使うアプリの選び方は クラウドノートとタスクアプリを、スマホ目線で比較する で、段取りの前提になる考え方は スマホだけで仕事を終わらせるための基本の考え方 で扱っています。